テーマ:台湾の総統選挙と香港/中国の影響
〜「美麗島事件」40周年と総統選挙の見聞報告〜
★日時:2020年2月9(日)14:00〜16:30
★場所:広島国際会議場3階研修室2
広島市中区中島町1−5、電話:082−242−8879
★お話:渡田正弘(グローバリゼーションを問う広島ネットワーク事務局長)
参加費:500円(学生無料)
台湾では、2020年1月11日に総統選挙と立法委員(国会議員)選挙がありました。民進党の蔡英文氏(現在の総統)が再選され、立法委員選挙でも民進党が過半数を維持しました。蔡英文政権は、2018年後半から支持率低迷状態にあり、親中国の国民党に対し劣勢気味でした。しかし、中国の習近平政権が2019年1月に台湾への「一国二制度」適用を言明し、6月に香港で「逃亡犯条例改正」問題で人権・民主を守るための大規模抗議デモが起き、台湾住民の認識が一変しました。今回の選挙結果は、台湾の若者が行動した結果です。
香港大規模デモに対する香港政府の暴力的な弾圧が世界から批判を浴びています。中国から常に軍事力などの圧力を受けている台湾の人々は、香港の現状から学び、若い世代を中心に台湾の民主主義と人権を守るべく奮闘しています。“今日の香港は、明日の台湾だ”という言葉と共に。
2019年12月の国際人権週間に「美麗島事件40周年」行事に参加し、2020年1月の総統選挙を見聞した渡田正弘が台湾の現状を報告します。
(報告者紹介)
1951年広島市生まれ。1970年代に東京で「台湾の政治犯を救う会」活動に従事。自然食品販売業に長く携わった後、米国のNGO「食料開発政策研究所」でのインターン及び日本の環境NGO「市民フォーラム2001」でのスタッフ経験を経て市民活動を行う。現在は「上関原発止めよう!広島ネットワーク」でも活動中。
|